2016年05月06日

妻がお世話に考

 仕事にしろプライベートにしろ、妻の知り合いに挨拶するという段になったとき、脳内にはまず「妻がお世話になっております」という言葉が浮かぶ。でも、その人は別に僕のことなど関係なしに妻との関係性を築いているわけで、そこにこちらの関係性をぶち込んで「(僕の配偶者である)妻がお世話になっております」とやるのはちょっとおこがましい感じがする。日本観光している外国人に対して「私の生まれ故郷を愛でてくれてありがとう」と話しかけてしまうのに似た危うさを感じる。

 かといって誰かに「妻が(夫が)お世話になっています」と言われてもまったく嫌な気持ちにはならないし、妻が僕の知り合いに「夫がお世話に〜」と挨拶しても何も引っかからない。自分の口から自発的に「妻がお世話に」と発することに微妙な抵抗感があるだけだ。

 「妻がお世話に」が却下されたら、次に出てくるのは「はじめまして。古田です」だけど、これは他人行儀すぎて良くない。相手は僕のことを妻の配偶者として認識していたり話すうちに気づいたりするわけで、妻との関係性に触れないと不自然な印象を与えてしまう。なので最終的には、いたって簡素に関係性を認めたうえで、フラットな挨拶をする「夫です。はじめまして」を選ぶことになる。

 いつもそうなるのに、毎回上記のような回路を動かしてしまう。たぶんそれは、「別に妻がお世話に〜でもいいじゃん」という思いが自分にもあるからだと思う。

 今日も平和です。
posted by 古田雄介 at 18:28 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文、他 | 更新情報をチェックする
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