2014年11月01日

「やっぱ、お前はO型だよな〜」発言のちょっと敵感

 先日、電車の中で部下っぽい男性に向かって「やっぱ、お前はO型だよな〜」と笑って話している中年を見た。別に彼は周囲に迷惑をかけているわけじゃないけれど、ぎゃふんと言ってほしい気持ちがちょっと芽生えた。

 ぎゃふんと言ってほしいと思ったということは、僕は心の中の【味方―中立―敵】の直線上で、彼を中立よりちょっと敵寄りに置いたということだ。分かり合うことなど望むべくもない完全な敵じゃなくて、どちらかといえば敵という程度。彼の良いところを知れば、トータルで味方寄りにもなりうるくらいの位置。

 ただそれでも、敵側に置いたのは確かだ。公序良俗に反していないし、僕に危害を加える気配もないのに、敵。我ながら少し傲慢な気がしたので、感情を分解してみた。

 第一に気に入らないのは、血液型で性格診断するというエセ科学の典型例みたいなものをいい歳して信じているっぽい態度だ。いい加減な根拠で人を型にはめて悦に入るというのは、人種やら職業やら性別やら何やらの属性からくる偏見で人間を判断する構図ととても良く似ている。血液型性格診断に身を委ねきれる人間は、そうじゃない人と比べて、差別しやすい傾向があるといえる。自分で感じて考えて判断を下すよりも、信頼性の不確かなレッテルを貼って済ませてしまうタイプ。非常にやっかいだ。

 いや、血液型別性格診断を遊び半分で信じていて、占い的に楽しむことは別に構わないと思う。僕は好きではないけれど、否定する気はない。ただ、エセ科学を嫌う人も相当数いるんだから、コミュニケーションのネタにするのは慎重にすべきだし、少なくとも、部下以外の不特定多数がいる公衆の面前では避けたほうがいいだろう。そういう配慮のなさ、気の利かなさに反感を覚える。

 つまり、血液型別性格診断を信じていることと、周囲の顧みない無配慮さ。この2つが相互に補強しあうことで、相当頑張って話し合わないとわかり合えないような遠さ=「ちょっと敵感」を醸し出していると思われる。納得!

 ただ、こんなことで敵認定していたら、世の中に大量の敵が発生することは分かっている。だから、もうちょっと中立と敵の境界線を下げる必要がある。今後は、「血液型別性格診断を信じ切っていて」、「公衆の面前で臆面もなくそれを話し」、「混んでいる電車内でも常に足を組んで1.5人分の座席を占有し」、「常にクチャクチャと音を立ててガムを噛み」、「自分のブログに商業記事の全文を丸コピして最後に『うーん、考えさせられる。』的な短文を添えただけで引用が成立した気になって」日々を過ごしているくらいのところで「ちょっと敵」認定しようと思う。

posted by 古田雄介 at 23:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文、他 | 更新情報をチェックする
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