「なんかイライラする」という感情が沸いたとき、僕は脳内会議を開いて、イライラの原因をリストアップします。すると、「なんか」という曖昧な部分がなくなり、いくつかのイライラの原因が具現化するわけです。先日イライラしたときの内訳は以下の通りでした。
A.座ってパソコン作業するために1本電車を待ったのに、混んでいて座れなかった
B.睡眠不足
C.某雑誌の撮影準備が遅れ気味
D.夕食時にたまたま観たテレビ番組で、全然深くて良い話と思えない数々のエピソードに、出演者全員が連発で「深イイ話」と認定していた
E.お気に入りのブーツの底がはがれそうなのに気づいた
Aは、まあ、仕方ない。解決策などないので、運が悪かったと諦めよう。D.は忘れよう。E.は買い換えよう。B.は長時間寝るしかないが、C.の仕事の関係でそうはいかない。逆にいえば、C.の問題を解消したらクリアできる問題だ。
つまり、某雑誌の撮影準備に気合いを入れて何とかするだけで、現状の問題がゼロになるのだ。処方箋さえできてしまえば、正体不明のイライラに苦しむこともない。
だけど、脳内会議をしないでおいたら、「こんなにイライラしなくてはいけないなんて、僕はなんて大変な状況に陥っているんだ。悲劇の主人公だ。くそー、負けないぞ」とか、深刻な感じで“頑張る俺”を気取っていたに違いない。イライラ成分にテレビ番組の感想が混ざっているくせに。
テレビばかり観ていたら馬鹿になるとはよく言うけれど、案外、馬鹿ではなくて、世界にひとつだけの頑張る俺が多数発生するのかもしれません。そういう人を僕は応援したい。嘘です。
2008年11月20日
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